クラッシュ伝説
クラッシュ伝説 jicc出版局
ヴェルヴェットアンダーグラウンドで初めて買ったのは、「ライブアットマクシズカンザスシティ」だった。
なんてリズム感の悪い演奏だろうと思った。
ジャーマンロックのカンで初めて聴いたのは「フロウモーション」だった。
このリズミカルなのにグルーヴ感を感じさせない演奏のどこが革新的なのかと頭を捻った。
いずれのバンドもその後数年かかってようやくその良さが解った。
遠回りしたもんだ。
クラッシュも最初は「サンディニスタ」だった。
これのどこがパンクなの?
随分とっちらかってるなと。
で、クラッシュもその後数年かかって初期作品を体験したけど、その数年の間にデッドケネディーズやらエクストリームノイズテラーやらグラインドコア系やらもっとハードでかっこいいパンクをしこたま聴いてたので、クラッシュには全然ピンと来なかったね。
不幸な出会いですね。
この本読んでもう一度ちゃんと聴いてみようという気にはなったけど、この本の内容自体はどうって事ないと思う。
専門誌に載ってるバイオグラフィとそう変わりないよ。
あとアルバムやシングルが写真付きで紹介されてないのは残念。