ヘミシンク的


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右と左のスピーカーから微妙に違う周波数の音を流すと、その間の周波数が脳波に同調する。

それをバイノーラルビートと謂うのだが、場合によっては体外離脱する事もあるそうだ。

どの周波数がどの脳波に呼応しているのかは、研究機関によって研究されており、その一部の技術がヘミシンクというCDで体験出来るのである。

実は数年前からそのヘミシンクをやっているのだが、奇妙なヴィジョンを何度も体験した。

この経験を通して思ったのは、肉体とは入れ物に過ぎず、意識が人間の本質であるという事。

もっと言えば、この世における人間の肉体や精神は受信機のようなモノであり、チャンネルを変えればこの世で見聞きしているヴィジョンとは全く違うヴィジョンが見えてくるのではないかと。

かもめのジョナサンで描かれている世界は、このヘミシンクで得られるヴィジョンに酷似している。

大袈裟に言えば、人類の次の進化のカギはヘミシンクにあるのでは。

その意味で言うと解説の五木寛之が、散文的、比喩的解釈からこの作品に違和感を表明しているのは少し的外れな気がした。